全世界で新型コロナウイルスの感染が再燃されており、行楽客の方は海外旅行に行くことができないので、清らかな山と水の優れた環境をもつ苗栗県で海外旅行をした気分を味わっています。県知事の徐耀昌氏は苗栗県内の特優レベルの観光レジャースポット「西湖渡假村」を訪れ、園内で推進しているバージョンアップした夢のような「桐の花祭り」を視察しました。ここでは「五月雪」と言われる、純白の花びらが舞い落ちる中に身を置くことができます。歩道も分かりやすく整備されており、近距離でお花見できます。昼間は桐の花の観賞、夜はホタル観賞を楽しめます。千変万化するレーザーショーも催され、きらめく光と迫力ある音楽も加わり、音と光の効果を体感できます。行楽客の方は昼から夜まで遊ぶことができ、ロマンチックな美しい景色を満喫できます。
園内の後方にある「忘憂谷」はホタル観賞の秘境であり、大勢のカメラマンや旅の達人が訪れ、撮影記録しています。ここでは想像以上の撮影効果が注目されています。ホタル観賞エリアには地面にツボクサが敷き詰められており、自然に生長したツボクサは70~80センチの長さ、6~7メートル幅となっており、淡い光の下では青みがかった色となります。ホタルが大量に出現した際には黄色や緑にきらめくホタルが舞う中で、青い海のような草原が広がります。これは「三義の青い涙」と呼ばれています。
西湖渡假村の鄭順福董事長によれば、ホタル観賞生態エリアの周囲にはホタルに優しい590nmの生態街灯が設けられているとのことで、ホタルの保護育成に役立っています。さらに車や人の流れを制限しており、ホタルの活動範囲は年々広がっています。今年の「桐の花祭り期間(4月10日~5月6日)」には合計2万2千人が園内でホタル観賞を楽しみました。総入園数は5万人に達し、以前の2倍近くとなっています。そのほか、今年はデジタル科学技術を初めて導入し、大自然の制約を超え、アブラギリが風に舞い落ちる『五月雪』およびカメラでの撮影が難しい『三義の青い涙』と称せられるホタルの美しい景色も完全な姿で映し出すことができました。訪れた行楽客の方はまるでその場にいるかのような感覚を体験しました。
徐耀昌県知事によれば、県庁では持続可能な経営を推進することに尽力しており、自然生態と人類の共存共栄を図っています。さまざまな環境保護の措置を推進し続けることにより、優良な環境指標であるホタルは年ごとにその数が増加しています。各地域でホタルの保護育成が成功しており、中でも三義郷、大湖郷、三湾郷、卓蘭鎮および通霄鎮は最も重要なホタル観賞エリアとなっています。ホタルはなかなか保護育成の成果を得るのは難しいため、行楽客の方にはホタル観賞のルールを厳守するように呼びかけています。それは「大声で騒がない、ライトを点けない、芝生を踏まない、虫を捕まえない、自然環境を汚染しない」といったことです。ホタルの生息地を邪魔することなく、ホタルの保護育成に貢献しましょう。この美しい土地を一緒に守り、再訪した時にはさらに美しい風景が見られるようにしましょう。ホタルの光が大地を照らす、何にも勝る美しい景色を通して、苗栗がキラキラと輝くことを願っています。