毎年、春から夏になる頃、苗栗銅鑼の桐の花が満開となり、まるで雪が舞うかのように飛び散り、山頂の一面を覆います。その美しい光景が台湾全土で有名な桐の花景観スポット「姜太公中部道場の客家大院」に登場します。年に一度の桐の花祭りを迎えるため、客家大院では銅鑼をたたく儀式を催し、桐の花祭りの開始を宣言します。桐の花祭りの前には、神のお告げにより一本の桐の花が霊気をもつということが示され、「桐花順」と名付けられます。地元の人々は桐の花の観賞に訪れると、「桐花順」に向かって良い運気が得られるようにお祈りします。
客家大院の環境は優美で、全体の造景デザインは宗教的な要素が融合されています。台湾最大の宗教文化旅行園区となっています。桐の花祭りはちょうど「三月の媽祖の祭典」に重なり、毎年大勢の人たちが各地から媽祖巡行に訪れ、「鑽轎腳(神輿に体の上を通ってもらう儀式)」により福を祈ります。そのほか、行楽客の方は伝統的な客家の米倉で配られる「財米求財(縁起の良いお米)」を受け取り、文昌帝君に功や名声を祈り、月老星君に良緣を祈ります。また、園内では客家の伝統的な美食を味わえ、日本式の家並みでのんびり遊ぶことができます。
ニュースソース:Yahoo新聞