苗栗の地元アートカルチャーとして特色ある「貓裏表演芸術祭」は7年目を迎えました。2018年の初開催以来、すでに当県を代表する文化イベントとなっています。毎年、夏休みを迎えると、この土地は「芸術の海」となり、台湾全土から注目を集めます。魅力が尽きない「2024年 猫裏表演芸術祭」は7月6日から8月24日まで盛大に開催されます。「記憶を伝承するパフォーマンス、光を放つ慶典」をテーマに、各地から優秀な芸術家やパフォーマンス団体が集結します。観客の方に視覚的、聴覚的、かつ心理的な饗宴を提供すると同時に、苗栗の芸術文化に対する無限の情熱と文化伝承に対する固い誓いを表現しています。
「2024年 猫裏表演芸術祭」は多元的なパフォーマンス芸術のスタイルが集結されています。演劇、舞踏、音楽、その他ジャンルを越えたものなどが含まれます。オープニングの自作プログラムでは、15年連続でTaiwan Topチームに選ばれているEX-亞洲劇団の《清潔日誌 No.____》が催されます。この物語は独居老人の世話をするスローエンジェルのバレンタインデーにフォーカスしたもので、社会における介護問題に深く切り込んでいます。二回連続公演しているエクストリーム・フィジカル・ダンスカンパニーが贈る斬新なオリジナル作品「新舞劇」《環保大仙生氣囉!》や、長年地元で傑出したパフォーマンスチームとして知られてきた郭芝苑室内合唱団による《鳳儀亭》もあります。これは音楽やダンスといったジャンルを越えて三国時代のラブストーリーを新たに解釈しています。閉幕のクライマックスプログラムには、苗栗三義郷で根を下ろして活動する舞空術が伝統を越えて作り上げた創作パフォーマンス《歸鄉III》が披露されます。これは民間の陣頭(民間技芸)や龍芸(獅子舞)、アクロバティックな雑技、マルチメディアなどの要素を組み合わせたもので、講談劇のスタイルとなっており、観客は中正堂でこれまでにない世界を体験できます。
「記憶を伝承するパフォーマンス、光りを放つ慶典」は「2024年 猫裏パフォーマンス芸術フェスティバル」で文化の伝承と交流という厳かな誓いをすると同時に、この芸術祭を通して慶典が人々の生活に溶け込み、日常になることを願っています。今回のフェスティバルは二ヶ月続きますので、ぜひ皆様も中正堂演芸ホールを訪れ、素晴らしい4つのプログラムを観賞し、ともに美しい思い出を作りましょう。
資料来源:苗栗県政府サイト