「苗栗の小さな松菸(※松菸とは台北にあるタバコ工場を再生したカルチャースポット)」という美しい名前で形容される「台鉄竹南駅2号倉庫」。ここは県政府(県庁)の有形文化資産審議を経て、苗栗県の歴史建築に登録されています。倉庫の保存状態は良好で、県庁と協力し、県内で二番目の若者の文化創造拠点となっています。県庁によれば、竹南駅2号倉庫が審議を経て歴史建築に登録されたことは県内の文化資産の保存と活用に対する深い意義があると表しています。
苗栗県文化観光局によれば、県庁は7月10日に文化遺産、歷史建築、記念建築の集落建築群の審議会を開催。その結果、「台鉄竹南駅2號倉庫」は審議を通過しました。倉庫は竹南鎮中山路168之1号に位置します。第二次世界大戦後、鉄路局は日本統治時代に倉庫の建設に使用されていた工法や資材を活用して貨物倉庫を建設しました。屋根の桁、控え壁、火打梁の構造や形式、および金物部品など、すべて建設技術や歴史的な場所を再現する価値を有しています。
県庁では若者が故郷に戻り、創業するのを応援するため、2021年に故郷に戻ってきた若者と一緒に竹南駅そばの2号旧倉庫を「中山168青年創業基地」に改造しました。同時に5名の異なるジャンルの女性アーティストやクリエイターを常駐させ、「解憂鐘錶店」などの特別展を催しています。特色あるカルチャーを創造することが古い倉庫に活力を注入しています。中山168は「勝興365」に引き継がれた後も県庁と地元の青年が協力して立ち上げた二番目の「青年創作基地」となっています。
文観局長によれば、県内の指定および登録される有形文化資産は101件におよび、これには国指定文化遺産が一ヵ所、県指定文化遺産が17ヶ所、歴史建築が62ヶ所、文化景観が4ヶ所、史蹟が1ヶ所、一般の古物が16件含まれます。文化資産は県民全体が共同で分かち合う資源であり、将来的には多元的に再利用し、活用化することで文化資産の創造がジャンルを跨ったコミニケーションプラットフォームになることを願っています。絶え間なく歴史文化の内容を推進し続けなければなりません。
ソース:聯合新聞サイト