「山板樵臉譜文化生活館園区」内に進むと、入り口には一列に「五路財神」の「臉譜(古典劇の隈取り)」が並べられています。これは色彩鮮やかで、吉祥の意味が込められています。文化館はいくつかのエリアに分かれており、三義の地元の歴史文化を紹介する「文史エリアのほか、木雕臉譜(木彫りの隈取り)展示エリア」、「木材体験エリア」などがあります。
館主夫妻は元々は木彫りのアトリエで働き、主に平面の木彫作品のほか、屏風やテーブルや椅子、茶卓など実用性のあるものを製作していました。しかし社会や経済の構造変化により木彫り作品は徐々に重要がなくなり、木彫教室をメインとする農場へと経営転換を図りました。館主夫妻は京劇の「臉譜(隈取り)」に興味があったため、隈取りを教材にし、基本的な彫刻技術を教えていました。しかし鋭利な彫刻刀は初心者にとっては危険であるため、後に「臉譜(隈取り)」を色付けするだけの教室へと生まれ変わりました。山板樵は「臉譜(隈取り)」芸術がメインとなっており、親子で気軽に色付けを楽しめる場所です。
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特色ある体験アート文化の展示館