アメリカのテレビ放送業界における年に一度のイベント「第42回The Telly Awards(テリー・アワード)」の受賞者リストが先日公表されました。今回は 50州および5大陸から1万2千点以上の応募がありました。200名あまりの方が審査にあたりました。交通部観光局とアメリカの公共テレビネットワーク(PBS)の人気旅行番組《Joseph Rosendo's Travelscope》が製作した《臺灣山脈與小鎮旅遊(台湾山脈と小さな町への旅行》シリーズのパート2(Taiwan – Mountain Beauty, Villages & Cultures – Part 2)がテレビ部門の銀賞を獲得。昨年のパート1に続き、再び評価されました。
《臺灣山脈與小鎮旅遊(台湾山脈と小さな町への旅行)》の二作では、小さな町の文化や自然の絶景、歴史的遷移および自然生態保護が紹介されています。まるで旅行に行ったかのような気分になるはずです。司会者のロセンドは物語形式で番組を編成しており、今回のシリーズでは客家の小さな町である三義を訪れ、木雕芸術を観賞したり、勝興駅や苗栗の獅頭山群にある寺廟、神仙谷、南庄の桂花巷など人気スポットを訪れています。そして各地の客家美食を存分に味わい、藍染めを体験し、タイヤル族の文化や遷移の歴史、伝統的な手編みについても紹介しています。さらにサイシャット族の祭典、パスタアイについても取り上げています。
番組の監督であり、司会者であるジョセフ・ロセンドはこう語っています。「台湾は訪れるたびに驚きと喜びを与えてくれます。何度も台湾を訪れていますが、常に新たな探索をする機会を得ています。今回受賞した番組では希少な台湾原住民族の文化や祭りも紹介することができました。台湾の旅は常に私の心に感動体験をもたらしてくれます」と。
(取材-編集:交通部観光局)